小長井 春雄 (こながい・はるお)8回生 略歴

国際家族計画連盟(International Planned Parenthood Federation, IPPF /本部:英国・ロンドン:世界赤十字社の次に大きな国際団体で153か国が加盟186か国で事業を展開)理事、国際協力機構(JICA)リプロダクティブヘルス専門家、社団法人 日本家族計画協会理事、アジア・オセアニア性科学学会学術委員、日本性科学連合役員

1975年からリプロダクティブヘルス広報教育プログラム専門家として南・東南アジア各国の支援に関わり、2000年からアフリカでの活動を開始。現在、2015年迄に極度の貧困を半減させるために世界各国が合意したミレニアム開発目標で最大の課題となっている妊産婦死亡の減少の達成に向け、望まない妊娠とHIV/エイズへの感染防止プログラムの普及を通じて、仏語圏アフリカ諸国の妊産婦死亡を減少させる目的で、仏語圏12か国の保健省等で同課題を担当する医師ら医療職等幹部の人材養成プログラムをチュニジア国で実施中。

現在、経済社会のグローバル化とリプロダクティブヘルスの関係について研究を行い、「思春期の性行動と経済のグブローバル化〜日米の比較」、「アフリカでのリプロダクティブヘルス」等についてアジア・太平洋地域や国内学会等で講演・報告を行っている。

20089月、緒方貞子JICA理事長より、チュニジア国での青少年リプロダクティブヘルス国家プログラムを世界で唯一成功に導いたことにより理事長表彰を受ける。また20094月には、チュニジア国ベン・アリ大統領より同国のリプロダクティブヘルスの推進に貢献したことから、保健医療分野で外国人として初めて大統領賞を受賞した。

カトリック横浜教区末吉町教会*信徒

*キリシタン禁制の時代、横浜居留地パリ外国人宣教会の神父により、横浜の被差別部落の中に創設された伝道所を祖とする日本人のための教会として最も古い歴史を持つ教会です。

横浜で最も多くの外国人が居住する中区にあり、日本人(信徒600名)のみならず、フィリピン人、韓国人、中国人、ベトナム人等の信徒(信徒約4500名)が集う教会です。ミサも日本語、英語(月2回)、韓国語(月2回)、中国語(月2回)行っており、私は、外国籍信徒と共に如何に「共生」していくかを考える部門のメンバーです。



テーマ「Protecting Next Generation in AFRICA

    アフリカを支える次世代を護るために

6月下旬、カナダのムスコカで開催された世界8カ国首脳会議で、妊産婦及び乳幼児死亡による大きな負担を抱え、家族計画に関して満たされないニーズに直面している途上国への積極的な支援明記されました。それを最も必要としているのがアフリカです。

現在その課題にリプロダクティブヘルスと言う面から関わっておりますが、私がこの世界に関わるようになった背景と日本での活動を通じ、アフリカでのリプロダクティブヘルスの活動をお話しさせていただきます。

  

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